2012年 08月 16日
グランマの底力!
お盆休みのある一日、洋館好きな孫1号に付き添って鎌倉のあるお宅に向かいました。
その家は、鎌倉駅からかなり住宅地に入り込み、
車がすれ違うのも狭い道の先、し~~んと静まり返る木立の中から現れました。
二人で中に入ると、若い男性が一人出てこられて、グランマ達に案内してくださいました。
そのかたのお話しによると、ここは白樺派三兄弟の里見弴がかって住んでいたお屋敷だったそうです。
グランマは里見弴のことをよく知っていたので、作家達についてどんどん話を進める案内の方のお話しもよく理解できましたが、、
建物に興味があっただけの孫1号は、「グランマに付いてきてもらわなかったら太刀打ちできなかった」と
言いました。
どうだ!思い知ったか!グランマの底力を!わっはっは~~^0^
と、高笑いの後・・・
ランチの後は、「鎌倉らしくお抹茶をいただきましょ」と言うことで、一路 報国寺へ。
こちらは竹の寺という事だけあって、
かぐや姫も「さて、どの竹に入ろうか」と迷うほどぎっしり育っていました。
グランマは竹の間の飛び石をよろけながら前に進みます。
歳をとると足元に注意しなくてはならないので、どうもいけません。
せっかくの景色を見る間がないのです^^;
そんなこんなで やっとお茶席に到着。
鎌倉の静けさの中、木の長椅子に腰かけ、鎌倉彫のお盆に載せられたお抹茶と落雁が運んでこられ、
目の前はうっそうとした竹藪、岩清水が小さな滝を作ってちょろちょろと音を立てています。
吹く風が笹の葉をこすり合わせる音が聞こえます。。。
の、はずが・・・・
なんてったって、お盆休みの真っただ中!
それらの優雅な音をかき消す声、声。
「81番の方~~ぁ、抹茶ができましたぁ!」「ほら、私だ!とりに行かないと!」
「そこの席とっといて~」
茶席は通勤ラッシュなみの混みようで、皆さんぺちゃくちゃおしゃべりしすぎ!
「この仕事やめてさぁ、また次の探そうと思ってるんだ~」とか
「どこそこのなになにが美味しいのよ~」だとか
ここでそんな話しなくてもという内容ばかり。
グランマも周囲の雑音に対抗して「ずず~~っつ」と飲みほしました^^
by himey3
| 2012-08-16 22:10
| おそとで